直近でブロックチェーン界隈全体を新刊させた大きな発表として、Soneium(ソニューム)の発表がありました。
Soneiumとは、ソニーグループの子会社であるSony Block Solutions Labsが発表したEthereumのレイヤー2ブロックチェーンを開発するプロジェクトです。2024年8月に発表が行われ、現在は「Minato」というテストネットを立ち上げています。
そしてすでに、Soneiumを基盤としてその上に建てるレイヤー3ブロックチェーンとして、YGG Japanが「YAIBA」というゲーム特化ブロックチェーンの作成を進めることがすでに発表されています。
今回は、こちらのSoneiumとYAIBAについて、それぞれ現在わかっている範囲で説明していこうと思います。
Soneiumとは

Soneiumは、ブロックチェーンとしてはOP Stackを利用して作成された楽観的ロールアップであり、イーサリアムをレイヤー1としています。なので、OP Stackに属する幾つかのモジュールを利用して作成されています。しかし細かい要件等は現在は不明です。
また、Astar zkEVMがSoneiumに統合されるという発表もSoneiumの発表と同時に出ました。
現在AstarはPolkadotのパラチェーンであるAstar本体と、Polygon CDKを利用して作成されたAstar zkEVMが存在しますが、後者のAstar zkEVMはSoneiumに統合するという内容がSoneiumと同時に発表されていました。具体的な時期や手段は不明ですが、Astar zkEVMは最終的にSoneiumに全て統合され、ネットワークは閉鎖される可能性があります。
Soneiumは汎用ブロックチェーンとして設計されており、今後様々なアプリケーションが開発されるほか、国内企業のブロックチェーン利用の選択肢としても使用されていきそうです。
YAIBAとは

YAIBAは、YGG(イールドギルドゲームズ)Japanが発表した、Soneiumのレイヤー3ブロックチェーンです。
YAIBA L3の狙いとしては、Soneium上でゲーム領域に特化した担い、Soneiumエコシステムのスケーラビリティの向上に貢献し、またゲーム開発SDKなどWeb3ゲーム制作に必要なソリューションを提供し、世界中のゲーム制作者がスムーズにWeb3ゲーム制作へ移行できる環境を整備していくと発表されています。
この発表が2024年8月27日時点であるので、まだテストネット等はないですが、以下のような機能を備える予定とのこと。
- ゲーム特化型チェーン…全領域対象のインフラチェーンである Soneium に対し、YAIBA はL3 チェーンとしてゲームに特化した環境を構築します。Soneium との親和性を重視し、シームレスにアセットをやり取りできるゲーム開発者フレンドリーな構築環境を目指します。
- ゲームIP 向けのトークン発行…ゲーム IP に関連する FTや NFTを発行することで、ゲーム会社の収益向上とファンコミュニティの強化を支援します。
- Web3 ゲーム開発者用ツール…PlayStationなどのコンシューマ機、Steam、モバイル(Unity/Unreal)など、既存のプラットフォームで開発されたゲームを Web3 対応に変換するための SDK(ソフトウェア開発キット)を提供します。
- トランザクションモニター…ゲームでブロックチェーンを活用する際に、トランザクションの結果をリアルタイムで同期するシステムを導入します。
- 多言語対応のスマートコントラクト環境…Solidity以外のプログラミング言語でもスマートコントラクトを作成できるモジュールを提供します。

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