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【ハッキング解説】2024年8月のRoninブリッジのハッキングの解説

この記事では、BCGを一躍有名にした「アクシーインフィニティ」で知られるRoninチェーンが、8月6日火曜にハッキングを受け、1200万ドルの損失を出した件について解説するとともに、このニュースでキーポイントになっているブリッジとMEVについても簡単に解説しています。

目次

事件の詳細とRoninチェーンについて

https://roninchain.com/

Roninチェーンは、BCGという概念自体を有名にしたアクシーインフィニティの開発会社であるSky Mavisが開発しているBCG特化型ブロックチェーンです。

元はAxie Infinity専用として作成されていたチェーンでしたが、現在はSky Mavis以外の第三者の会社が手掛けるブロックチェーンゲーム(Pixelsなど)もRoninチェーンを使用しており、複数のゲームがその上に乗るハブのようになっています。

ハッキングされたのはRoninチェーンとEthereum間で資産移動を可能にしている通称「Roninブリッジ」と呼ばれている部分です。

日本時間で8月6日の午後7時に事件が起き、1200万ドル相当のETHまたUSDCが盗まれました。

開発者は「MEVエクスプロイトの可能性」と事件当日にツイートを行っています。

またこの時点から記事公開現在に至るまでRoninチェーンは停止しています。後述する資金の返還後も調査のためとして停止しているようです。

執筆現在のRoninブリッジのページ。https://app.roninchain.com/bridge

しかし、盗んだ本人はホワイトハットのハッカーであり、盗まれた資金は全額が翌日8月7日にRoninブリッジに対して返還されたようです。

また、Roninはこのホワイトハットのハッカーに対しバグバウンティの報奨金として50万ドル(トークンかステーブルコインかは不明)を与えたようです。

また、以下は事件発覚直後の公式のツイートですが、1200万という抜き取られた額自体も、Roninブリッジが引き出し制限をかけている限界の額であり、この点に関してハッキング対策は正常に動作したとRoninはアピールしています。

まとめ

8月6日にRoninチェーンとEthreumを繋ぐRoninブリッジがハッキングされ、1200万ドル相当のETHとUSDCが盗まれましたが、ハッカーはホワイトハット目的だったので盗んだトークンを翌日に全て返還し、また脆弱性の改善のために開発チームと協議しているようです。記事公開時点でいまだにRoninブリッジは稼働を停止しており、またこのハッカーに対しては報酬として50万ドルが与えられました。

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